全国消費者フォーラムでの動画による分科会発表

概要

開催時期:
 ①全国消費者フォーラム:令和4年2/22(火)
 ②動画企画から撮影まで:令和3年1/5(水)~1/14(金)
対象:市民
会場:
 ①Zoomにて開催
 ②会議はZoom。撮影は各自で動画撮影。

フォーラムでのリーダー会の動画による発表

国民生活センター主催の「全国消費者フォーラム」は毎年開催されています。
 昨年度は採択されたものの中止となりました。
 今年度は、コロナ禍の中、すべて動画でのオンライン開催が決まり、発表者の募集がありました。
 昨年度発表できなかったwebゲーム「そのときあなたはどうする?」についての内容を、今年度も継続して発表することにしました。
 「第1分科会 持続可能な社会の実現に向けた取組み」の申し込みを行い、11月中旬に採択され、発表が決定しました。

内容

発表の決定を受け、リーダー会議で発表内容並びに発表者の選出について検討を行いました。
 テーマは、昨年に引き続き「参加型啓発Webゲームプログラムの開発と提供を始めて」としました。
 発表内容は、これまでリーダー会で実践してきた啓発プログラムの中の「選択のジレンマ問題」を扱ったジェンガゲームについて、改めてのその意義やそのプログラムを通して伝えたいこととしました。
 提供を始めてから1年経つことから、ゲームの活用についても発表に組み込むことにしました。

リハーサル

発表前の2月14日には、Zoomの接続テストと発表当日の発表の流れを確認するためのリハーサルが行われました。当日の発表者である代表の長島君が参加しました。
発表当日は、発表者の代表として長島君が動画の後の補足説明、質疑応答への回答を行いました。

動画発表に参加した学生

4名;4期生2名、5期生2名

発表の主旨

テーマ:参加型オンライン啓発プログラムゲームの開発と提供を始めて
キーワード:Webゲーム、選択のジレンマ
発表の主旨:
 リーダー会は、2016年に大阪府の「大学生期における消費者教育推進事業」から誕生した大学生による消費者市民社会実現の担い手リーダー組織。研修を受けたメンバーが大学生や市民に向けた啓発のボランティア活動を実践する。リーダー会のテーマは「消費者一人ひとりの力は小さいかもしれないが、多くが集まると社会の課題を解決する大きな力になる。だからちょっと立ち止まって考えてみませんか!」というもの。
 今年度は、コロナ禍によりボランティア活動がすべて遠隔での実施になったことをチャンスと捉え、リーダー会で実践してきた啓発プログラムをWebゲームとしてシステム化し、従来対面プログラムに参加できなかった層にも直接触れてもらうよい機会とした。本プログラムのポイントは、消費者啓発で私たちが中心軸と定めている「選択のジレンマ問題」をゲーム化したこと。ゲームは、参加者自身がプログラムを作成できかつ遊べる参加型ゲームとして制作した。小中高校や市民の方に消費者教育やSDGsを学べるWebコンテンツ教材として活用してもらえることを期待している。提供を始めた1月からの利用実績と今後について紹介する。

発表内容

    1.リーダー会について
    2.リーダー会活動紹介
    3.消費者教育啓発Webゲーム「そのときあなたはどうする?」について
      ①主旨・目的
      ②2種類(つくる、あそぶ)で構成
      ③「つくる」の説明
      ④「あそぶ」の説明
      ⑤利用の効果及び利用への期待

配信した動画

発表動画作成までの準備

  • 11/20 リーダー会議(動画の役割分担、話す内容の決定)
  • 1/5 リーダー会議(各自、動画の内容を共有し、全体の流れを確認)
  • 1/5~1/13 各自で動画をZoomで作成
  • 1/13 各自で撮影した動画を提出
  • 1/14 動画完成版を各自で確認
  • 1/14 動画完成
  • 1/14 動画を国民生活センターへ提出
  • 2/14 リハーサル(Zoom接続テストと流れの確認)
  • 2/22 全国消費者フォーラム発表当日

発表に参加した感想

2/22 フォーラムの発表をzoomで参加した。
印象 100名以上の参加者いた。20分ほどだったが、皆さんしっかりと聞いてくださっていた印象。拍手をしていただいた方もいた。感心していただけた。
質問では、リーダー会についてとwebゲームについてふたつ尋ねられた。リーダー会の質問では「何年続いているのか」。Webゲームについては「ゲームを作る際に苦労した点」
 苦労した点に関しては、質問に沿うような回答ができなかったことが心残りだった。。

答えたかった内容:

 問題を作るためには、「現在世の中でどんな選択肢があるのか」ということを軸に考えなければならない。そのために自分が生活においてどんな行動をしていたか、詳細に思い出さなければならない(例:買い物をする時や、何の乗り物で行こうか考える時、人から勧められたものを自分に取り入れる時)。重要なのはこの選択に自分が立ち会ったときに、「その選択を行った事実」だけでなく、「その時の自分の感情」も思い出すことだ。
 その選択肢は「本当に自分が好んで選んだ選択」なのか、それとも「本当はもう一つの選択肢を選びたかったけれど、楽だからこっちを選んだ」のかでは、同じような問題でもかなり意味合いが変わってくるからである。
 私の感じたことだが、選択のジレンマとあるが、ジレンマは単に「選択」だけでなく、「問題作成における文章の書き方」にも発生しているのではないかと考えられる。理由は問題の伝え方や、問題作成者の価値観によって、捉え方や意味が異なるからだ。そのようなことも意識しながら、これから問題を作ってみたり、クイズに挑戦したりしてみて欲しい。
 フォーラムの最後、第一部のファシリテーターの方が、まとめとして各団体の評価をする時間があった。その方は、私たちの発表中にあった「その選択が人生を変える」という言葉にすごく感銘を受けたというお話をしてくださった。 この言葉を使用するにあたって、 はじめはリーフレットの作成に協力してくださっていた大人の方に反対されていたが、 フォーラムで公式的に認められたと思うととても誇らしいと感じた。 成年年齢引き下げのリーフレットを作成したグループに感謝したい。